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まぶたが腫れている(痛みなし)

まぶたが腫れているのに痛みもかゆみもない場合があります。
このときは実にさまざまな原因が考えられます。正直にいうなら、医師も患者も原因が分からない場合も多いです。
比較的多いのは、やはりアレルギーではないでしょうか。アレルギー性の眼瞼腫脹というべき状態です。これには接触性皮膚炎とじんましんの2種が含まれます。
接触性眼瞼皮膚炎は化粧品などの化学物質や金属などで生じるものです。かゆみを伴う場合が多いのですが、目立たない場合もあり、このとき原因が判明しにくくなります。再発しやすいことを考慮して慎重に問診することで診断をつけます。じんましんは一時的にかゆみを伴いつつまぶたが腫れるものです。全身の一症状として、まぶたにも出現するときは分かりやすいのですが、、まぶただけに出る場合は、診断が難しいと思われます。食物、ほこり、寒冷、温熱、光線などが原因となり得ます。いずれの疾患も症状の程度に応じて投与する薬剤が異なります。放置して自然に治ることが多いので、とくに小さなお子様でかゆみが強くない場合は何も処方しないケースが多いです。

次に中高年以上に多いまぶたの腫れですが、心疾患や腎疾患による眼瞼腫脹があります。心不全や腎不全により全身の循環不全が生じ、結果としてまぶたも腫れる場合です。全身の他部位が腫れることも多いため、診察室に入ってこられる瞬間に全身を目視して既往を問診で聴取すれば診断をつけることができます。このときの眼瞼腫脹は全身の状態改善がなされるまで続くことになります。眼科医ができることは限られています。眼のアレルギーが病態に加わっていないことを確認する必要があります。

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